夫の母親代わりになっている妻は子供を不幸にする

夫婦・恋愛
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共依存夫婦が子供を虐待する

私の父は発達障害で、母が自己愛性人格障害です。両親は人の気持ちが分かりませんが、私は人の気持ちが分かり過ぎるエンパス(HSP)で、幼少時からツライ経験をしました。こちらでは、両親との関係から学んだことを書きたいと思います。

夫の母親代わりになっている妻は「子供の母親」である自覚に欠けるところがあり、子供に向けるべき「愛情や関心」を夫に注ぎます。この行動の動機には「見捨てられ不安」が隠されていますが、当事者たちは気にも留めません。

父親が子供から母親を奪うので、子供は養育者から十分に関心を得られず、親と同じ「欲求不満な大人」に育ちます。無責任な親も多いですが、子供は親が育てたようにしか育ちません。

自立の土台となる「甘え」が許されない親子関係は、親の心理的問題が子供に投影されるため、子供が自信を持てなかったり、人間関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、病気になるケースもあります。

さらに問題なのは、健全な母性や父性を体験できないため、愛情不足で育った子供が「自分のエゴ」に対処しないかぎり、「虐待」という負の連鎖が続きます。

共依存に陥っている自覚がない夫婦も多いですが、子供にとって精神的基盤となる「母なるもの」を実父と取り合う環境は「虐待」そのものです。いつでも安心して頼れる「心のより所」が無いのですから。

そもそも、自分の親に求めるような「無条件の愛」を、夫や妻に期待する人が大勢いることに、私は驚きを隠せません。夫婦間で母性愛や父性愛を求めることが間違いだと私は思います。

誰でも「人生の転換期」で、自分のエゴを改めて「自立」を学ぶ機会がありますが、成長を放棄した人は、他人に「愛」を求めて結婚するため、子供が犠牲になってしまうのです。

結婚で”幸せ”にはなれません。なぜなら、幸せは”環境や他人”によって、もたらされるものではないからです。環境が変わって幸せを感じたり、他人が幸せを与えてくれると思うのなら、それは依存です。

人間の一番の欲求は「幸せ」ではなく「安心」ですので、あなたが自立して「安心感」で満たされていないと、間違った結婚相手を選びます。

自立しない男

特に男性は、母親との関係をそのまま妻との関係に置き換えて、母親代わりにする傾向があります。そのような夫婦は、純粋な愛ではなくエゴ(依存/執着)で成立しているに過ぎません。依存を「愛」と合理化(自己正当化)しています。

男性は甘えが強く、一人でいられません(自分で自分の心を満たさない)。自分を大きく見せたがる・威張る・すねる・こだわる・暴力を振るう・怒鳴るなど、あの手この手で家族に甘えます。

精神的に成熟した男性もいますが、絶滅危惧種なみの数と思われます(ウチの夫は大丈夫と思った方はキケン)。

以前勤めた会社で、甘えのエネルギーを放っている男性に何度か遭遇しましたが、奥様は自分の夫が会社でそんなことをしているとは夢にも思わないでしょうね。ジロジロ見るセクハラだけでなく、チラ見でも、相手がドキッとしたエネルギーが伝わるのでキモイです。

心理学者の河合隼雄先生も「男はとにかく女に愛されたい」と仰っていますが、「妻に先立たれた夫」が「夫に先立たれた妻」より寿命が短いのは、依存対象を失うことが深く関係するでしょう。

ちなみに心理学や精神医学では、男性は現実と直面したがらないと言われます。確かに、自分の弱さや問題と向き合えない男性は多いです。強さに憧れるのも自分の弱さを隠すため。夢見がちで深く考えない、内面を深く掘り下げたがらない傾向は感じます。

女性は気持ちが変わりやすいといわれますが、男性のほうが一貫性が無く、一時の感情で発言しているのではないでしょうか。

私が知る限りでは、男性は言葉の賞味期限が短く、「その時はそう思った」ということがよくあります。男性は意識が「ブツ切り=点」ですが、女性は「線」でつながっています。

男性はいつまでたっても”幼稚”なところがあり、自立(エゴの克服)を学ばず、大人になりきれないので、親が意識して自立させる必要があるでしょう。結局、男性が自立しない一番の原因は、母親と息子の「共依存」です。

また、これはよく言われることですが、男性が自立せずに生きていけるのは、日本社会がそうさせているところもあると思います。

結婚前は両目で見て結婚後は片目をつぶって

夫婦問題のご相談でいつも感じるのは、結婚前から兆候があったにもかかわらず、見て見ぬ振りをして問題が深刻化していることです。

「恋は盲目」と言いますが、結婚が目的化して、エゴ(無意識の不安)を目的達成の手段にした結果、自分も家族も苦しめています。目的達成のために、自分で自分を盲目にしているのですが、無意識だから気づきません。

前述したように、人間は「幸せ」より「安心感」を求めるため、周囲と同じタイミングで結婚・出産しないと、エゴ(無意識の不安)が刺激されるのでしょう。でも、行動の動機にエゴがあると、結果にもエゴが表れて失敗してしまいます。

結婚も「自立の学び」ですが、学びのプロセスも時代とともに変化します。未熟な者同士が結婚を通して自立を学ぶ時代は終わりました。

現代では、先に自立してからパートナーシップを学ぶプロセスになっており、晩婚化も自然な流れです。結婚は自立した大人のやることなのです。

ところで夫婦問題や離婚相談では、片方だけに問題があるということはありません。「夫の甘え」を許してきた妻側にも責任はあります。起こる出来事は「学びと成長」のプロセスにおける課題。どう対処するかで人生が大きく変わります。

自立した大人しか人を愛せない

夫婦は共通する課題を学ぶので「似た者同士」が引き合い、共依存が深刻化することも多々あります。

自覚の無い方もいらっしゃいますが、自立しない親の幼稚な言動も「子供への甘え」であり依存です。最悪の場合、子供を心の病にすることもあります。(参照:娘のうつ病は母親が原因~子供に甘える毒親

エゴ(不安)がある限り、”無条件の愛”を他者と分け合えず、どうしても”条件付きの愛”になってしまいます。それは依存/執着の関係であり「本当の自分」への裏切り。人生が行き詰る原因となったり、他者への攻撃性となります。

自分が自立する前に出会う人は、相手も自立できておらず「対等な人間関係」を築けません。葛藤に直面して、自立(エゴに気づいて健全な自己愛を育む生き方)を回復すると、自分の心(甘え)を自分で癒せるようになります。

エゴ(無意識の不安/思い込み/欠乏感)に依存し続けますか?あなたのエゴが、自分だけでなく子供をも苦しめています。この記事をご覧になっているあなたも、一度ご自分を振り返ってみてください。

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