スピリチュアル適齢期:結婚・夫婦の学び

夫婦・恋愛
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転換期についてはスピリチュアル転換期~予兆・意味・注意点をご覧ください。

適齢期は時代と共に変化する

私たちは自立(エゴの克服)を体得するために生まれており、結婚はパートナーシップを学ぶ成長プロセスです。

「愛」は自立した者どうしの関係に反映されるものですから、自立前でエゴを克服できていない方は結婚に「愛」を期待すると当てが外れるかもしれません。

ドイツの社会心理学者フロムは、著書『愛するということ①愛は技術と練習が必要』でこのように述べています。

幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則に従う
成熟した愛は「愛するから愛される」という原則に従う

未成熟の愛は「あなたが必要だから、あなたを愛する」と言い
成熟した愛は「あなたを愛しているから、あなたが必要だ」と言う

自立前に結婚してしまった方は、苦労を通して自分のエゴを落とすことができれば、夫婦間で「愛」を体験できるでしょう。

少ないとは思いますが、「働きたくないから専業主婦になりたい♪」などと、イヤなことから逃げて人に依存したい方は、結婚後にエゴを落とす体験がやってくるでしょう。

夫婦共依存で自立できていない方は、離婚相談でも、最後の最後まで「今後も主人とお互いに支え合って行きたい」と仰います。

自分の依存心(エゴ)から目をそらすには、もってこいのフレーズですが、実際は”お互いのため”ではなく、自分の不安(エゴ)にしがみついているだけなので幸せは遠のきます。

また、理想や見栄、世間体といったエゴで結婚すると、成長をストップするうえにエゴを肥大化させるため、結婚生活が上手くいかなくなったり、家族や子供を傷つけることも少なくありません。

そもそも世間で聞く「適齢期」は、高度経済成長期における概念であり、未熟な者同士が結婚を通してエゴを克服し、一人前になる大昔の成長プロセスです。

バブル崩壊後の成熟社会である今は、スピリチュアルの世界でも成長プロセスが変わり、結婚前にそれぞれが自立(エゴの克服)をして「対等なパートナーシップ」を学ぶ時代となりました。晩婚化も自然な流れです。

今は不安定な経済情勢のなか、皆が自分のポジションを守ることに必死な時代で、安定した収入を得るだけでも昔に比べ困難を伴います。

ですが、ここで結婚に逃げ込むと、後々苦労するので注意が必要です。都合のいい”スピリチュアル”に騙されないように。

結婚は自立した大人のやること

生涯にわたり自立と成長は続きますが、転換期の中でも女性の28~33歳頃/男性の31~36歳頃は「知識」だけを卒業して「体験的」に学びを得る時期です。

ですから現代の適齢期はそれ以降ですね。早くても女性は30代半ば以降、男性は30代後半以降でしょうか。(ちなみに自立は結果ではなく、生涯にわたって深めるプロセスです)

もちろん20代で結婚するのも自由ですが、未熟な分、結婚生活を通してエゴを克服することになり、家族へ与えるよりも、家族から奪うほうが多くなるかもしれません。

現代の学びのプロセスが「先に自立してから結婚」ですので、私もその順番をお勧めします。

ラクな道を選んで成長すべき時期に成長を放棄した人は、40代以降(遅ければ晩年)に先延ばしした問題が顕在化してきます。

自立しておかないと「本命」との出会いも逃すので、転換期では、しっかりと「自分のエゴ」に向き合ったほうが良いでしょう。

また、20代と30代では”子供”の恋愛観から”大人”の恋愛観に変わるため、若くして結婚すると30代以降で配偶者に不満が出ることも多々あります。

実際、サイズの合わない靴を”シンデレラのガラスの靴”と思い込んで履き続けた結果、長い年月と共に”痛み”を無視できなくなったご夫婦にしばしば遭遇しました。

世間体や焦り、同調圧力、何年付き合った、不妊の不安など、曖昧な動機や思い込みで結婚したことから、「こんなはずじゃなかった」と後悔している方も少なくありません。

(意識できていればまだ良いですが、たいていは無意識の領域に後悔と不満を溜めこんでいます)

特に男性は結婚後の見通しが甘かったり、義務感で結婚する人が多いせいか、女性よりも後悔が強いようです。

しかも、後悔の念(エネルギー)は他人にも影響を及ぼしており、不快な「甘えたいエネルギー」を職場で放つ男性に私は何度も遭遇しました。(思考感情もエネルギーなので隠せません)

また私たちは、生まれる前に「人生で学びたい体験」を決めているため、結婚を選択している方もいれば、そうでない方もいます。

世間では「結婚・出産が女の幸せ」などと聞きますが、そもそも幸せに”条件”は必要でしょうか?「無条件/何も持たない幸せ」はないのでしょうか?

幸せ不幸せの”条件”を勝手に決めて、”カタチ”を手に入れた(あるいは失った)と、”条件”に振り回されていませんか?

ある程度の年齢になれば、結婚・出産は当たり前という固定観念もエゴ(思い込み)です。「真の幸せ」は、結婚や子供の有無などの”外部条件”に依存しません。

私が結婚前の自立(エゴの克服)を勧めるのは、上記の理由からです。皆さんエゴ(自己防衛意識)に支配されて、本来の自分で生きていないと感じます。

自立せずエゴで生きておきながら、問題が生じると人のせいにする方が多いので、自立(エゴの克服)のチャンスを逃さず、本当の幸せを体験して欲しいと願っています。

都合のいい”スピリチュアル”はありませんよ。

エゴで行動するとエゴが結果に表れる

私たちはエゴを手放すことで、初めて他者と「愛」を分かち合えます。愛は「惜しみなく与える意識」ですが、エゴは「求めて奪う意識」で「やるか やられるか=攻撃か防御」の世界です。

エゴとは、不安から生じた思い込み(欠乏感・劣等感・怒り・葛藤・承認欲求など)で、誰にでもある無意識の歪んだ自己愛/自己防衛意識のこと。

エゴは自分を制限する意識でもあるので、エゴに自分を支配させている間は、自分を守ることに精一杯で「愛」を人に与えられません。

反対に、自立した人は自分を信じるように相手を信じ、自分の愛し方を知っているので、他者も同じように愛することができます。

私のセッションでも「愛と信頼」ではなく、「依存・執着・世間体」で結婚したことが原因で、問題を抱えているカップルが多いと感じます。

妻や夫に母性愛や父性愛を求めるなど、精神的に未熟なため、エゴ(甘え・欠乏感)を満たしてくれることを”愛”と思い込んでいるようです。

人間の最大欲求は「幸せ」ではなく「安心」ですから、他の人と同じことをやらないと不安になるのはよく分かります。

でも、自分の幸せを「他人の価値観」や「外部条件」に依存する人生は、本当に安心でしょうか?

エゴがあるうちは「好かれるため/嫌われないため」の生き方であり、相手への「思いやり」ではなく「自分優先」の人生。

私たちは「自分で自分を幸せにする責任」があり、誰も”自分の幸せ”のために存在していないことに気づきましょう。

子供の幸せより自分優先の親

しっかりと向き合っていない夫婦間の「葛藤やストレス」は、子供も敏感に感じ取っており、親の「無意識の問題」に苦しめられています。

夫婦が「愛」ではなく「依存や執着」で成立していることは、子供にとって最大の不幸であり、虐待ではないでしょうか。

機能不全家族の権威 斎藤学先生は「日本の家庭の8割が機能不全」と仰っています。「子供の幸せ」を考えると、親になる前に自立(エゴの克服)が先でしょう。

自分以外の人に愛を求めるから、虐待する親になるのです。私のセッションでも、親の甘えを子供が満たす逆転親子と感じることはよくあります。

結婚前に「子供を持つ責任」について考える方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。

「足りない!もっとちょうだい!」と、夫や子供に欠乏感を埋めさせようとしたり、愛を与えるどころか気を遣わせることで「愛」を奪っていませんか?

一人でいても「満ち足りた感覚」がある自立した人は、誰とでも良好で親密な関係を築くことができます。

子供の幸せより自分優先の親はかなり多く、親が「自分の問題」を承知しているか無自覚かで、子供の幸せに深く影響を及ぼすのは間違いありません。

「私に問題なんてないわ」と思う、防衛意識(エゴ)が強い人は要注意です。また「問題の起きない家庭」を目指して失敗を恐れたり、完璧にこだわるのも意味がありません。

人の成長には必ず「失敗や葛藤」が伴いますから、問題が起きても解決力のある「風通しの良い家庭」が、もっとも子供の幸せに繋がるのではないでしょうか。

それぞれが「”私の”幸せ」ではなく「”家族全体”の幸せ」を考えることが、真に幸福な家族だと個人的には思います。

まだ自立していない人は「理想」を追うだけになりがちですから、まずは「不安/エゴ」と向き合うことから始めましょう。今、できることをやっておくのも良いのでは?

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