スピーカー紹介
注)この記事の訳は、字幕と異なる箇所があります。私だったら題名を「少しのリスクで運を良くする3つの方法」とします。
ほとんどの場合、「運」とは、落雷のように特別でドラマチックなものではなく、どちらかというと、どこにでも吹いている風のようなものです。
鋭い視点にあふれた今回の講演では、運が良くなり、チャンスをつかみ取る力を高める3つの方法をご紹介します。
アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身の起業家、教育者。スタンフォード大学医学部で博士号を取得した後、コンサルタント業や起業に取り組む。
現在はスタンフォード大学のマネジメント・エンジニアリング学部で教鞭をとりながら、著述業、講演会、起業家支援プログラムに携わる。
2011年にはNHK教育の白熱教室シリーズ(『スタンフォード白熱教室』)に登場した。(出典:Wikipedia)
少しのリスクで運を良くする3つの方法
1.コンフォートゾーンから出る
◆リスク基準の明確化:自分が取ってもよいと思うリスクを書き出す
◆自分が苦手とするリスクに挑戦してみる(実際に行動する)
◆リスクがうまくいかなくても気にしない
2.他の人との関係を見直す
◆出会う人はすべて、目標達成に大きな役割を果たしていることを理解して感謝する
◆感謝の気持ちを育むための方法:毎日一日の終わりに予定表を見返し、その日に会ったすべての人に感謝のメッセージを送る
3.アイデアとの関係を見直す
ひどいアイデアの種が素晴らしい実になることもあるので、新しいアイデアに対して「素晴らしい」「ひどい」などと《良し悪し》で評価せず、《可能性》を見出す姿勢を持つ
まとめ
ここからは、わたくし三島の意見です。上記2で「出会う人はすべて」とした部分の原文は「助けてくれる人はみんな」でしたが、以下の理由から「出会う人はすべて」に変えました。
< 理由1>
『宮本武蔵』の作者 吉川英治の言葉:我以外皆我師(われいがい みな わがし=自分以外の人は先生)にならって。「起こる出来事」も先生にできます。
< 理由2 >
私の虐待親が反面教師になってくれたお陰で「今の私」があり、直接的に「助けてくれない人」も間接的には自己実現に必要だったと気づいたので。
これは私の中の真実であって、ほかの人に押し付ける気はありませんが、今は「助けてくれない人」も、あなたが情緒的に成熟すれば「成長を助けてくれた人」になる可能性はあります。
どんな人も自分のために、成長の糧(あるいは反面教師)として役立てるほうが、生きやすくなるのではないでしょうか。こうなってはいけない「悪いお手本」になってくれたことに感謝です。
自立する前(自己愛が強い状態)では、受け入れにくい考え方かもしれません。でも、助けてくれる人も助けてくれない人も、出会う人はすべて、自分次第で「目標達成に大きな役割を果たす存在」にできます。
つまり、自分にとって「良い悪い」と評価することなく、出会った「すべての人」から学んで、感謝できるようになると、運が良くなるとも言えます。
ただし、ムリに思い込むのは意味がないので、気が向いたらでOKです。
あなたは何を恐れていますか?
リスクに感じていることを洗い出し、直視しましょう。