傷つく体験は目覚めのチャンス
やたらと「痛み」=「傷つく体験」を避けようとする人がいますが…
嫌なことを避けても成長できませんから、目覚めることもありません。今までどおり”眠り”を続けるだけです。
私たちは「痛み」を避けるために生まれたのではなく、「痛み」を受け容れて成長し、本来の能力や可能性を発揮して「命の輝き」を体現するために生まれています。
みんな大好き”ワクワク”も、「人間にとってのワクワク」と「生命にとってのワクワク」は同じではありません。
人間には「エゴ」という物事を区別する感覚がそなわっていますから、どうしても自分に都合の悪いことは「不快」と判断してしまうんです。(エゴは[悪]ではなく[中立]ですけどね)
ですから、ワクワクすることだけをやって、嫌なこと(成長痛)を避けていても、エゴが統合されないので、目覚めには近づけないと個人的には思います…。
この世は「逆」にできていますから、むしろ「嫌なこと」に向き合ったほうが、あっという間に目が覚めるんですよ♪
「不安」も痛み
どうやら人間は「不安」も「痛み」として感じているようです。
私自身はオールドソウル(人間を卒業するたましい)のせいか、当たって砕けろタイプですが、一般的に言って「不安なこと」を避けたがる傾向は感じます。
不安がある=成長の余地があるということです。避けられない痛み(成長痛)を避けようとするほど、痛みは大きくなるので、手遅れになって “大手術” が必要になる時もあります。
「不安」を避ける=「安心安全」を求めるため、 “スピリチュアル” にハマる人も大勢いますよね。これは…本末転倒です。
スピリチュアルは、嫌なことを取り除く “魔法” ではありません。[苦しい現実]や[見たくない自分]と直面する体験が、本当のスピリチュアル(スピリットに戻る道)です。
何度も書いていますが、スピリチュアルな使命・目的・役割は、誰かから与えられるものではないんです。「私たちには使命がある」という話は、どこかで聞いた情報ではありませんか?
外側からの情報に惑わされないでくださいね。本来、私たちのスピリチュアルな使命とは「命が喜ぶ体験」をすることです。
「命が喜ぶ体験」とは
自分の命を自分で磨く
自分の命を自分で愛する
自分の命を自分で育てる
生きるうえで避けられないリスク(損すること、傷つくこと)は、受け容れましょう。半分あきらめて生きると、現実に一喜一憂しなくてよくなります。
自分の人生に責任(=愛)を持つ
「責任」という言葉にネガティブな反応をする方が多いようです。
でも「責任」とは「愛」ですよ!
自分の人生に「無責任」「無関心」な人も大勢います。あなたはどうですか?
自分の人生に責任を持っていると言えますか?
「都合の良い面」だけでなく「都合の悪い面」にも、関心を向けていると断言できますか?
共依存・共支配とは、「誰かが何とかしてくれる」と思いながら生きてきた結果、できあがる関係性です。自分の人生から逃げたもの同士が、必要として「利用し合う」関係。
”スピリチュアル”という外側からの情報に期待するのではなく、しっかり「現実」を生きてくださいね。
自分の人生に100%責任 (愛) を持ち
リスク (痛み) を引き受ける生き方
日々、自分の意識状態、感情反応を観察して、意識を外から内側(自分の心)に向ける訓練をしましょう。
「自分の心」がどれだけ揺れているか、意識を向けてください。自己対話もなく、自分に意識も向けず、自分に無関心な人が本当に多いです。
そういった人ほど、埋まらない欠乏感を外側に依存することで、埋めようとします。それが人生がうまく行かない原因です。
この世は「逆」ですから、まずは「避けてきた自分」「認めたくない自分」に意識を向けて、ご自分に「愛」を与えてくださいね!
意識=愛ですよ!