自己肯定感が低いのは「親のせい」と思っている方へ
でも、親への怒りに執着して、大人になった今も、自立(偏った自己愛を克服)することなく、自分の人生を生きていないのはもったいないことです。
あなたの人生は、あなたの意思で変えることができるのに。
ですので厳しいようですが、自己肯定感が低い真の原因は、あなたの中にあると私は考えます。
親は問題のキッカケであって、「子供の立場」に執着して成長しなかったのは「あなた」です。
実際、「親が悪いんです!」とエゴ(不安)にしがみついて、自分でできる事に気づこうともせず、エゴを悪化させる方も少なくありません。
その一方で自立(偏った自己愛の克服)を選択し、苦しみながらも葛藤と向き合い、自分のエゴに気づいた方は、「そういうことか」と人生を受け入れられています。
エゴとは、怒り・愛情欲求・劣等感・欠乏感・頑固・依存・執着など「マイナスの思考感情」のこと。
自己防衛意識のため、エゴが強くなると素直に自分と向き合えず、「親のせい」にしがちです。
今すぐ気づけなくてもいいのですが、課題を後回しにすると余計に苦しむので注意が必要ではあります。
誰でも転換期(30歳前後~40歳前後)にエゴを落とす体験をしますが、私が相談を受けた40代以上の方は、転換期でエゴに執着してしまい、問題を悪化させて苦しんでいました。
どんな感情も人間にとっては必要です。
でも、感情に振り回されてばかりでエゴを克服しないのは、自分を愛していないのと同じだと気づきましょう。
自己肯定感が低い原因は、自分を否定して、愛せていないことが最大の原因。
エゴ(自分の弱さ)を認められないから、他人に認めて欲しくなるのですよ。
実のところ、他人がいくら認めても自分が納得しなければ、承認欲求や愛情欲求は満足しません。
自分の中の「マイナスの感情」を認められないから、自分が無いのです。
自分が人生を選択していることに気づきましょう。
弱い自分、ズルい自分など、あらゆる自己を肯定し続けることで、母の愛よりも【大きな愛】を自分の中に感じられるようになります。
これが【健全な自己愛】を育んで、生まれ持った能力や可能性を発揮する人生につながる【自立した生き方】です。
統合された意識で「本当の自分」を生きましょう!