今回は前回の続きです。
前回、人生の岐路ではたましいがワクワクしていても、人間は『不安』として感じるから、不安なほうを選択すると良いというお話をしました。
でも、スピリチュアル系youtuberやバシャールは、「ワクワクすることをやりましょう!」というメッセージを出していますよね。
これはなかなかトリッキーだと思います。というのも、いつだってたましいはワクワクなんです。
人間が失敗しようが成功しようが関係ありません。たましいは、体験したい、体験から気づきを得たい一心で、私たち人間をナビゲートしています。
ただ、人間には「不安」を回避する防衛本能がそなわっていますから、たましいが「このまま真っ直ぐ行ってね」とナビしても、人間が不安に感じたらナビを無視して逆走したくなるんです。
たましいが「この先行き止まり」とナビしているのにもかかわらず、そのまま突っ走った結果、壁にぶつかって「八方ふさがりだ~」とかやってるのが私たち人間です。
どんなにたましいが「ワクワク」の方向へ導こうととしても、人間が「知らない道はコワいから通りたくない!」と言って「不安」を避けていると、満足のいく人生にはなりません。
テレフォン人生相談でおなじみの加藤諦三先生は、リスクを取らない人は幸せになる資格がないと仰っていますが、その通りだと思います。
恐れを克服するために人間に生まれたのですから、無難な人生を選ぶ人は「そこそこ幸せ」で満足するしかないんです。それが地球のルールです。
つまり、不安を避けて「ワクワク」だけを基準にすると、本来持っている可能性や能力が発揮できないまま一生を終えるんじゃないかな、と私はいつも思っています。
自分がワクワクすることをやるのも良いのですが、人から必要とされることをやるのも自己実現につながりますからね。必ずしも「ワクワク」だけを基準にしなくていいと思います。
ちなみに、スピリチュアルカウンセラー並木良和さんの「こひしたふわよ」に「ワクワクする」が入っていますが、これは「ワクワクしないからやらない」という風に現実をジャッジする判断材料として使うのではありません。
「こひしたふわよ」をご説明しますと、心地よい、惹かれる、しっくりくる、楽しい、腑に落ちる、ワクワクする、喜びを感じる、この頭文字を取って「こひしたふわよ」です。
この「こひしたふわよ」の使い方については、次回お話しします♪