自分が分からなくなる原因
前回、「自分の欲求を抑圧するのは、スピリチュアルではありません」というお話をしましたが、欲求だけでなく、感情を抑圧して心を閉ざす人も大勢いるのです。
心を閉ざすようになった原因は、「自然な欲求や感情」を親や他人に拒絶されて傷ついた経験から、自分を守るクセができたと考えられます。
自分の「欲求や感情」に共感してもらえた体験が沢山ある人は、自由に自分を表現できるのですが、共感の体験が少ない人は、他者評価が気になって、自分をどう表現して良いか分からなくなるのです。
「自分がどうしたいか」ではなく、「人からどう思われるか」を優先する「他人軸」になっています。
ご相談でも、コミュニケーションの問題や「自分とつながっている感覚がない」「自分のことが分からない」といった悩みを多く聞きます。
自分の感覚を拒絶していますから、自分が何を求めているのか分からなくなるのも当然かもしれません。
勇気を出して「心の暗闇」を見よう
心を閉ざす人へのアドバイスとしては、これまで否定してきた「欲求や感情」をすべて紙に書き出すことをお勧めします。
それと同時に、自分の欲求や感情を抑圧して”良い人”を演じていないか、ズルい自分や汚い自分を隠していないか、自己点検することも大事です。
私のセッションでも、何度かご相談いただいて、「心を開いても大丈夫なんだ」「自由に自分を表現していいんだ」という成功体験を重ねることをお勧めしています。
あとは日常生活での実地訓練です^^ 仕事や恋愛を通して、傷ついても死にはしないことを体験的に学んでいただければと思います。
たくさん傷ついて、たくさん成長しましょう!