自己愛性人格障害の母親:チェックリスト・特徴・対処法

自己愛性人格障害
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自己愛性人格障害の母親:チェックリスト・特徴

以下は私の母のケースですが、強烈な自己否定と自己嫌悪からの『劣等感と孤独感』が障害の原因です。

1)負けず嫌いのうぬぼれ屋
自分が嫉妬深いため自分も人から嫉妬されると思い込む/娘の幸せにも嫉妬/「私はできている」と自己陶酔して身を守る

2)攻撃性・闘争心が強い
ヒステリック/イエスマン以外は攻撃対象

3)プライドが高く常に称賛が必要
自分が一番エライ/自分は常に正しい/子供が褒められると面白くない/褒め言葉以外は批判と受け取る/子供から「ママも苦労したね」と評価されると喜ぶ/人に騙されやすい

4)共感性の欠如
無関心/責任を負わない/思いやりがなく冷淡/我が子であっても気にも掛けない/心配の仕方を知らない/自分の現実が唯一の現実/情緒的交流ができない

5)外面が良い
他者評価を利用するために良い人を演じる/外で良い人を演じるストレスを家庭内で発散

6)病的に頑固
自分の過ちを絶対に認めない/反省しない/「ごめんなさい」と「ありがとう」を言わない/人の意見に耳を貸さない/責任転嫁(私は悪くない)

7)特別意識
他者に奉仕を求める/家族を家来(けらい)扱いする女王様/子供には何を言ってもいいと思い込む

8)子供に対してのメッセージ(禁止令)
お前は迷惑な存在(存在するな)/本当の自分であってはいけない/自分の感情を感じるな/私を喜ばせなさい

9)口癖
私は友達の間で取り合いになるくらい人気者/あなたが繊細なのはママに似たのね/皆から『優しい』って言われる/私は素直で気が弱い

通常、心理的成長と共に「他者」も受け入れられるようになります。しかし、自己愛性人格障害(自己愛マザー)は、現実のダメな自分を嫌悪して、理想の自分(高いセルフイメージ)にしがみつき、自分も他者も拒絶しています。

つまり、自分の好きな所もイヤな所も、丸ごと受け入れる「自己受容」ができていません。ナルシストは自分好きのイメージがありますが、実際には自分が大嫌いです。

等身大の自分を認められない劣等感から、自分の長所を過大評価して心の安定を保っており、自己嫌悪と自己否定を強化しては人生を恨んでいます。

また、子供に対する影響としては、「共感力の強い優しい子」が一番の犠牲者となりますが、親と同じく「自分本位で我が強い子」は影響が少ないでしょう。

なお、共感性に問題がある人ほど自己愛性人格障害の人に魅力を感じるので、パートナーが自己愛性人格障害と思われる場合、あなたも「鈍感で人の気持ちが分からない人」である可能性が高いです。(一時的に共感スイッチをオフにしていることもあります)

自己愛を病む原因

私が知る限りでは、自己愛が極端に強い人は、生まれつき我が強くエネルギッシュな人が多いと感じます。本人の気質がベースにあり、さらに親の養育態度が人格形成に影響するのではないでしょうか。

以前あるヒーラーさんから、私の母は「躁うつ病」と聞きました。たしかに自己愛性人格障害と思われる方は、躁状態(誇大妄想、万能感、怒りっぽくイライラ)も感じます。

双極性障害(躁うつ病)や自己愛性人格障害は、思考に偏りができやすい共通点がありますが、両者とも自己反省ができないので改善も難しいです。

ちなみに「ウチの子は生まれつき気質が…」と仰るお母さんは、子供を批評する前に、その批評が自分に当てはまらないか自問してください。子供は親の内面を映し出す鏡です。

気になるナルシスト芸能人

見かけの非利己主義のすぐ後ろには、かすかな、だが同じくらい強烈な自己中心主義が隠れている。
愛するということ」エーリッヒ・フロム

かつて好感度No1だったハーフタレントの不倫騒動で、フロムの一文を思い出しました。自己愛性人格障害ではありませんが、ナルシスト気質が昔から気になる彼女。

この人が大切なのは他人ではなく、他人の「自分に対する評価」です。他者評価に依存しすぎて、ポジティブ発言が借り物の言葉にしか聞こえない…。

「理想の自分」への強い執着から、理想と相反する感情は無いことにする「頑なさ」、本当の自分を隠すほど強くなる「孤独と不安」。

責任感が強い人なので、周囲に求められるまま演じていた部分もあったと思いますが、どこかで軌道修正する機会はあったはず。本人が「現実の自分」を見て見ぬふりをし続けた結果、不倫騒動として現実化してしまったわけです。

騒動の数週間前、ふと彼女の記事が目に留まり、「転換期だけど何事もなく過ぎるのかな?」と思った直後の報道にビックリしました。

転換期にエゴ武装を強化するか解除するかで、その後の人生が変わります。今回の件は彼女にとって「本当の自分」で生きるチャンスです。

自己愛マザー:親子の役割逆転

自己愛性人格障害の親は常に自分優先のため、子供に愛や関心を与えないどころか、不機嫌な態度で家族を支配して当たり散らします。

しかも自分の問題から目をそらすために、自分以上に問題を抱える人とわざわざ結婚するのでタチが悪いです。

大人不在の環境で、親と子の役割が逆転しており、親が我慢できないぶん、子供が犠牲にならないと家族が成立しません。

子供の甘えを「親が満たす」のが親の役割ですが、親の甘えを「子供が満たす」のが親子の役割逆転です。

自分を攻撃しない子を好み、兄弟姉妹の扱いに差を付け、子供の幸せより親の幸せ優先で生きているにもかかわらず、「愛に溢れる理想的な親」と思い込んでいます。

私がうつ病で自殺未遂を繰り返していた時に通ったセラピーで、私の母は「病気は娘だけの問題で私には関係ない」と冷たく言い放ちました。

「責任を負いたくない」というエゴが強烈だったのを覚えています。

後日セラピストさんが、「人間の情が育っていないから、人の気持ちが分からない。母親であれば自分の身をていしてでも子供を守るもの。同じ母親として許せない」と、仰ってくださったので、私の気持ちも救われました。

最善の対処法:自分の人生を生きる

子供が親に愛されたいと願うのは、自然な欲求です。でも、親の問題は親にしか解決できないので、あなたは自分の問題(エゴの癒し)に取り組んでください。

親に攻撃されて育った方は、どうしてもエゴ(自己防衛意識・マイナスの思い込み)が強くなってしまい、気づかぬうちに親と同じ問題を抱えています。

私もセラピーでたくさんの愛を頂いたうえで、「認知のゆがみ」を何度も修正してきました。私の相談者さんに多いエゴは「私は親とは違う」「私は悪くない」です。

親を”毒親”呼ばわりする方ほど、攻撃的で素直に内省できません。でも、あなたが自分のエゴを認めて「自分の人生」を生きることが、”毒親”への復讐になるのです。

「親に認めてほしい気持ち」「愛されなかった事実を認めたくない気持ち」も分かりますが、親離れして自由に生きてください。

感情に振り回されると、あなたの人生が台無しになるだけですから、少しずつ自立して「自分の人生」を歩みましょう。

親に問題があるとしても、あなたが自立できない理由にはなりません。自分で自分の人生を決定する力のある大人が、幸せになる努力(=親離れ)をしないのはなぜでしょうか?

専門家の手を借りて、憎しみや悲しみを吐き出しつつ自立したほうが、納得のいく人生を歩めると私は思います。自立は、親の問題ではなく自分の問題です。

私の場合は、親に期待することで親を変えようとしていると気づき、さらに、親を思い通りにしようとして余計に怒りを感じると分かって、葛藤から解放されました。

時間をかけて自分のエゴと向き合い続けた結果、人は変えられないというシンプルな事実に、ようやく気づいたのです。

親に向けている意識を自分の「内面」に向けて、人に対する期待や要求に気づくことができれば、葛藤が統合されて心の傷も癒えます。

どんな自分になりたいか、どんな人生を送りたいか、そうなるために足りない事や出来ていない事を紙に書き出してください。自分の人生を構築することに意識を向けてください。

なお、親と同居の方は別居をお勧めしますが、別居だけで終わらせず、自分のエゴに対処して『本質的解決』をめざしましょう。
「子どもの人格」から「大人の人格」に成長すれば、あなた本来の能力と可能性が発揮できるようになります。
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