スピリチュアルで幸せになれる?

三島
毒親相談.com
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ある相談者さんが、こんなことをおっしゃっていました。
「幸せになる方法を探し続けたら、スピリチュアルに行きついたんです」と。
この方は、私(三島)も同じ道筋をたどっているとお思いのようでしたが、実際には違います。
私は子供のころから、人の感情に同調しやすく、直観力や予知能力もあったので、精神世界との接点はありました。
現在も、幸せになりたくて、このようなことを行っているのではありません。
ガッカリさせてしまうかもしれませんが、私が知る限り、「人間が期待する幸せ」と「スピリチュアル」は無関係です。
「な~んだ。そんなことならスピリチュアルやめます」
「だったら、私の期待を満たしてくれる方法を探そう」
などなど、いろいろな心の声が聞こえそうですねぇ…。
いや、分かりますよ、分かりますとも。
「スピリチュアルなら、自分を幸せにしてくれるんじゃないか」という期待は、よ~く分かります。
私も以前は、スピリチュアルな実践をしていれば、ある日突然、人生が一発逆転するんじゃないかと、夢見ていました。
目覚めれば、今までの苦労が報われる…そう思って生きていた時もあります。
もちろん、そう思ってしまうことが間違いではありません。
そう思うことで、なんとか自分を奮い立たせて、生きる糧にするのも、それはそれでOKです。
人生はいろいろありますから、「生きる糧」や「希望」がないと、生きることがさらに苦痛になっちゃいますからねぇ…。
でも、”幸せ” だけが目的であれば、何も ”スピリチュアル” にこだわることはないんじゃないかなぁと、個人的には思います。
幸せってなんだっけ?
「幸せ」ってなんだっけ?ポン酢しょうゆのある家?(昔々、さんちゃんがCMで歌ってましたね。そんなことはどうでもいいけど)
「幸せになりたい」とおっしゃる方に「具体的にどのような状態でしょう?」と訊くと、「豊かで、満たされている状態」というお答えが返ってきたんですよね。
その言葉だけを見ると、スピリチュアルっぽく感じるのですが、この方の潜在意識から伝わる「本音」は、「人から羨ましがられる幸せが欲しい」でした。
その回答をさらに深掘りしても、人間のエゴ(不安)をベースにした価値観しか出て来ないのです。
足りない
満たされていない
あなたにもそのような感覚はありませんか?
じっくりご自身の感覚を使って、感じてみてください。
私たちは「思考」ばかりして「感覚」を上手に使えていません。
「感覚」=「たましい」です。
ただただ感じてください。
もちろん、「金持ちと結婚したい」「お金が欲しい」というエゴベースの”幸せ”も、あっていいんですよ。
でも、それだけを追いかけていると、いつか心が疲れるでしょう。
エゴは「手段」にこだわる
「スピリチュアルに生きればイヤな体験をしなくなる」
「スピリチュアルを学べばお金に困らない」
「スピリチュアルで幸せになれる」
このような考え方は他責思考です。
「人生が上手く行かない原因は自分以外にある」という考えが前提となっています。
でも残念ながら、スピリチュアルに生きたほうが困難は増えるんですw
なぜ、「スピリチュアルならラクできる」と思うのでしょうかね?
「ラクに生きる」と「ラクして生きる」は別物と、私の師匠はおっしゃっていました。
エゴを統合してラクに生きませんか?
「ラクになる=安心して生きる」には、エゴ(恐れ・不安)に気づくしかありません。
でも、「恐れ」を握りしめて手放そうとしない人が大勢います。
この場合、本人が「その気」にならないと、どうにもならないです。
「機が熟するのを待つ」ということでしょうか。
スピリチュアルに生きるには
自分の頭で考えられる大人になる
一人の人間として健全に自立する
という「土台」が必要です。
依存が強いままでは、スピリチュアルに生きることは難しいと言えます。
ここで「あれ?」と思った方いますか?
先ほどは『「思考」ばかりして「感覚」を上手に使えていません』と、書いているのに、今度は『自分の頭で考えられる大人になる』って、矛盾しているじゃないかと。
矛盾ではないんですよ(^-^)
私の相談者さんは、自分の頭で考えずに他人に依存して生きてきた方が多いため、「まずは自立が先」というのが私の意見です。
自立する前にスピリチュアルに傾倒した結果、依存のループから抜け出せなくなる人もいますし、自己破産する人も実際にいますから。
成長には段階があるので、先に自立して、そのあと、徐々に思考から感覚に切り替えていくと、安全に本質を使っていけるようになると思います。
まずは不健全なエゴを健全化する
次にエゴ(小さな自己)を統合していく
という自己成長のプロセスが必要ではないでしょうか。
たましいが望む「幸せ」
たましいは「人間のエゴを克服して霊的に成長すること」「天意を深く理解すること」を求めています。
たましいには「幸・不幸」という「判断」「概念」がありません。
現実がどうあろうと「幸せ」なんですよ。たましいは。「こうなったら幸せ」という条件はありません。
人間がそれに気づいていないだけ。
「幸せになりたい」という欲求は、人間が持っているエゴ・マインド(分離意識・思い込み)なのです。
だからといって、「悪いもの」とか「こんなことは考えてはいけない」と思わないでくださいね。
すべての判断や概念を手放すと、もっとラクに生きることができるようになりますよ。
ただ湧き上がる感情に寄り添って、「そういう思いがある」と、その存在を認めてください。
あなたに必要な5つのステップ
皆さん「恨み」が足りません(^^)
親をしっかり恨んでいますか?
夫をしっかり恨んでいますか?
なんだかんだ利害関係があると、恨み足りないことが多々あります。
共依存関係にあることがその原因です。
自分に都合よく「良いとこ取り」しようとするエゴに気づきましょう。
自己共感
自己承認
自己受容
自己反省
自己信頼=感謝・天意
自己共感がしっかりできていれば、意識しなくても、これらのステップを踏むことになると思います。
自己共感が不十分な場合は、自己正当化や責任転嫁をして、素直に自分の言動を省みることができません。
「こんな感情は良くない」と、自分で自分の感情を否定して、受け入れられないのです。
もっと自分の感情に寄り添いましょう!
もっと恨んでいいんですよ。
そのうえで、次の感情・感覚が湧き上がるのを待つことが大事。
そして、忘れてはいけないのが「体験からの学び」です。
左脳で自己反省して学ぶ体験を積み上げると、いつか右脳に伝わって、本質のパイプが開いていきます。
自分で自分の本質をブロックしている状態なんですよね。現実は自作自演ということ。
皆さん「右脳開発」ばかり注目しますが、実は「左脳」も大事です。
バランスよく「右脳」と「左脳」を使えるようにならないと、安全に本質を発揮できません。
学ぶべきことを学んで、あとは手放す。
気づくと癒える・学ぶと解放される
ご自分の感情に寄り添って、もっと「自分」を大事にしてくださいね。