カサンドラ症候群とアダルトチルドレンの共通点

三島
毒親相談.com
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カサンドラで相談する方は、アダルトチルドレンと同じく「共依存」の問題を抱えていると感じます。
「自分」との調和が取れておらず、エゴ(依存心・執着心・認知のゆがみ)が強くなっていたり、人によっては依存的敵意(思い通りにならない相手への攻撃性)が強いこともあります。
自分に愛を与えないカサンドラ
夫の問題は、自分の問題(思い込み・思考のクセ)に気づくキッカケでしかありません。実際には、あなたが「自分に無関心」なことが一番の問題です。
一番の理解者であるべき「自分」を自己否定して「他者」に理解を求めていることが、承認欲求や支配欲求の原因になっています。
親から愛情をもらうため、本音や感情を抑圧して、自分に関心を持たなくなったのではないでしょうか。それは仕方のないことですから、ご自分を責めないでくださいね。
ただ、偽りの自分(いい子ちゃんを演じる他人軸)で、人に依存して生きてきた結果、自分の問題を大きくしてしまった、とも言えます。
私がこれまで出会ったカサンドラさんは、一見「素直で従順」そうですが、実際には「とても頑固」で、自分の正しさを主張する「攻撃性の強さ」が目立ちました。
私も、発達障害と自己愛性人格障害の両親から虐待を受けたので、「自分が被害者に決まってる!」「自分は悪くない!」と思う気持ちはよく分かります。
でも、問題を解決する場面で「相手が悪い/私は悪くない」という考え方をしていると、あなたが望む人生を得るまでに時間がかかってしまいます。
ツラいかもしれませんが、いったん「誰が良い/悪い」という考えを脇に置いて、冷静に「現実」を受けとめましょう。
人間関係が壊れる原因は、両方にあります。
なぜ結婚が必要だったのでしょうか?
「お互いにメリットがあるから共依存になる」と気づけば、道は開けます。そのためには、[被害者意識]から[当事者意識]への意識転換が必要です。
心理学の視点で言うと、私たちの心は「子供から大人への人格的成長」を望んでいるため、被害者意識が強い人は自分で自分を苦しめてします。
認めがたい「不都合な自分」や「嫌いな自分」を自己否定して、自分に愛を与えないことが真の問題ではないでしょうか。
隠したい欠点や弱点も「大事な自分の一部」として、認めて許すことを「たましい」は望んでいます。
孤独を恐れて共依存になる
親子でもカサンドラ状態になるらしいので、もしかすると私もカサンドラに近い状況だったかもしれません。
私の父は発達障害、母が自己愛性人格障害です。二人とも自己中心的世界観で生きており、心と心の情緒的交流ができず、虐待を受けて育ちました。
似たような人が周囲にいなかったため、友人に相談しても理解してもらえず、一人で苦しむ日々。
しかも、私は人の感情に敏感なエンパスですので、「攻撃的な原始人」のような両親との生活は、いつも命の危険を感じました。
[共感能力]と[反省能力]が欠落している両親からは、「ごめんなさい」と「ありがとう」を聞いたことがありません。「人の気持ちが分からない」という自覚もありません。
正直なところ、私の母やカサンドラさんを見ていると、発達障害者と結婚する側にも「心理的問題」や「共感能力の問題」を感じます。
私の母は自己愛性人格障害ですが、発達障害や精神疾患があるカサンドラさんも少なくない印象です。なにかしら心を病んでいます。
心が健康な人はカサンドラになりません。
「似た者同士」でしか一緒にいられないため、夫婦のどちらかに問題があれば、もう片方にも同じ問題があるとよく感じます。
そういった経験から、人間関係が壊れる原因は両方にあると考えるようになりました。
必要として「似た者同士」のパートナーと縁を作っているので、二人の共通課題を学び終えるまで(気が済むまで)は縁が続くでしょう。
私が知る限り、アスペルガー夫もカサンドラ妻も、親が適切に承認欲求を満たさなかったアダルトチルドレンが多く、愛情飢餓の連鎖を感じます。
無意識の必要性で惹かれ合い、孤独から逃れるために共依存関係を築くため、発達障害と愛着障害は切り離せない問題です。
カサンドラ症候群の方に必要なのは、「他者の共感」よりも「自立」ではないでしょうか。自立しなければ、これからも他人に振り回され続けます。
「不満な現実」に執着し続けますか?
「不安」を乗り越えて人生を変えますか?
あなたの人生です。自問してくださいね。
自分を理解すると人からも理解される
「誰も理解してくれない!」と、怒りをぶちまけるカサンドラさんもいますが、ご本人の「依存心の強さ」が「不満の強さ」に比例していると私は思います。
「親が毒親なんです!」と、怒りをぶちまけるアダルトチルドレンにも共通する「依存心」です。
特に、幼児的愛情欲求(受け身の願望)が強い「くれない族」は、自分の期待を満たしてくれない相手を攻撃して、自ら孤立を招いている可能性もあります。
また、自分と他人の境界線が確立しておらず、0か100かで考える「白黒思考のエゴ」も強い方がいます。エゴ(認知のゆがみ・思い込み)を克服しないと、苦痛から解放されないでしょう。
私もアダルトチルドレンから自立した体験があるため、応援の意味で申し上げますが、周囲に理解者がいないということは、自分も他者を理解できていないと考えられます。
実際、「私は理解してもらって当然だけど、私が周囲を理解する必要はない」と考えるカサンドラもいます。
少なくとも私が相談を伺った限りでは、結婚生活から苦しみが始まったわけではなく、これまでの人間関係や親子関係で、何らかの問題を抱えていると感じました。
もし、現状を少しでも改善したいのであれば、他人に理解を求める前に「自分」を深く理解することをお勧めします。なぜ彼を必要としたのかを思い出してください。答えはそこにあります。
極端な例ですが、「DVを受けているが、働きたくないから夫と仲良くしたい。離婚したくない」と仰った方がおり、ご本人の潜在意識からも「解決されると困る」と私に訴えてきたことがありました。
自分の問題を理解して自立する
自分が解決すべき「自分の問題」と他者が解決すべき「他者の問題」を切り離して、あなたは自分の問題だけに向き合ってください。
以前、私は6年間うつ病を患い、自殺未遂を繰り返していましたが、両親から「自分たちには関係ない」と見捨てられて親を恨みました。
でも、その時の悔しさや怒りを「自立」に役立てることができたので、今では両親に感謝しています。親子も夫婦も「鏡の関係」ですので、自分が成長しなければ解決しません。
自分を粗末に扱うのはやめて、本当の意味で自分を大切にしてください。「心理的成長」こそ、本物の癒やしです。
「こんな自分はダメ」と、自己否定していませんか? 欠点や弱点も「大事な自分の一部」ですよ。
「本来の自分」から切り離して、潜在意識に抑圧した「影の自分」と「つながり」を取り戻しましょう。
置き去りにした自分
無いことにした自分
できない自分
甘えたい自分
情けない自分
意地悪な自分
ズルい自分
嫉妬深い自分
人を許せない自分
良い人と思われたい自分
認められたい自分
愛されたい自分
愛してもらえない自分
あらゆる[自分]を許してくださいね。
離婚も「自分を大切にする方法」だと思いますが、なぜそのような相手と縁を作ったのかを深く考えて、自分の中で「答え」を見つけないと、同じ問題を繰り返すでしょう。