ウィル・スミス ビンタ騒動
これは個人の感想です(^-^)
アメリカでアカデミー賞の授賞式があり、ちょっとした騒動が起こりました。
状況を説明すると、
司会者がウィル・スミスの妻の容姿を侮辱するジョークを言う
↓
怒ったウィル・スミスが司会者を殴る
という流れです。
以下、記事を引用します。
ウィル・スミスがプレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロックを舞台上で殴打。会場は騒然となった。
ロックは授賞式で、スミスの妻で脱毛症を患っていることを公言している女優・ジェイダ・ピンケット・スミスに関するジョークを飛ばした。
これを受け、スミスはロックに平手打ちを見舞い、「妻の名前を口にするな」と汚い言葉でののしった。
アメリカでは司会者を擁護する声が多く、日本ではウィル・スミスを擁護する声が多いようですね。
アカデミー賞の公式ツイッターは「アカデミーは、いかなる形態の暴力も許しません」と発表しています。
『いかなる形態の暴力』とは、もちろん「言葉の暴力」も含まれているんでしょうね?
ヤフコメでは「言葉で応戦すればよかった」というコメントも見られましたが、「外野」と「当事者」とでは立場が違いますから。
そもそも、外野が「ドヤ顔で結果論」を言ったり、指示することでもない、と個人的には思います。
ウィル・スミスの奥様の心情が、一番気に掛かるところです。
私はアメリカに住んだ経験がないので、アメリカ人のメンタリティは分かりません…。
ただ、両親(父:発達障害、母:自己愛性人格障害)から虐待を受けて育った身としては、
「言葉の暴力」が「身体的暴力」と同じ重さで受け止めてもらえないことに、少々驚きました…。
ジョークであっても、人を傷つけることもありますからね…。
今回の件は、ウィル・スミス夫妻の関係性、黒人がアカデミー賞を受賞することの意義など、さまざまなことも背景に絡んでいるようです。
ウィル・スミスも最初は笑っており、隣の妻が笑っていないことに気づいて、壇上に上がったようにも見えました。実際のところどうなんでしょうね。
殴られた司会者は、人をからかう(roast:イジる)芸風のコメディアンらしいですが、アメリカンには、このくらいのキツイジョークは普通なのでしょうか。
と言いますか、アメリカでは身体的特徴について言及すること自体、タブーだと聞いているのですが。(太ったとか、やせたとか)
司会者が殴られて当然とは思いませんが、一方的にウィル・スミスが悪く言われることに、私(コテコテの日本人)は驚いています。文化の違いでしょうか。
かくいう私も「人の振り見て我が振り直せ」で、自分の中にある「心の戦争」に気づけるよう、気を引き締めます。
自分がやっている「心の戦争」に気づく
先ほど、たまたまツイッターを見たら、ユーザー名に「NO WAR」と入っているけど、日常生活では「YES WAR」になっている人を見かけました。
でもご本人は、自分が「心の戦争」をしていることに無自覚です。
私も含めて、み~んな「自分のエゴに無自覚」なんですよね…。
ウクライナ戦争に関して「私たちにできる事は何があるか?」と、考える方もいらっしゃるでしょう。
自分がやっている「心の戦争」に気づく
これだけで世界は平和になります。
私たちにできることの一つだと思います。
追記
英語系youtuberの解説動画も見ましたが、どっちもどっちだなぁ…。
アメリカ人の方は、ウィル・スミスにはセラピーが必要とおっしゃっていました。
そう思うよねぇ。日本よりもアンガーマネジメントに積極的だもんね。