大げさなほど情に訴えかける
依頼メールを頂いたことがあります。
依頼文ですから、
「切実な思い」が書かれていますが
大げさなほど情に訴えかける文章は
「不幸な私・かわいそうな私」を
演じているだけなんですよね…。
メールを受け取る相手のことよりも
情に訴えることで自分の思い通りにしたい
という『自分本位の念』を感じずには
いられませんでした…。
相手を思いやる余裕がなかったと
推察できなくもないですが、
『自己陶酔』すら感じるような文面は
読む側を支配しようとする
エゴ・ナルシシズムがにじみ出ています。
エゴが強すぎると純粋性が損なわれ
「願い」が相手に届かなくなります。
つまり、自分で「想い」や「願い」を
ブロックしてしまっている状態です。
行動の動機がエゴである場合
結果にもエゴが表れるため
相手は純粋性を汲み取れません。
《 追記 》
これを書いたあと、
芥川賞を切望する太宰の手紙を思い出しました