私が不幸なのは誰のせい?
ここ最近、ネットニュースに、芸能人の離婚記事が複数出ていました。
そのコメント欄に
離婚は双方に責任がある
相手が悪かったとしても選んだ側にも責任はある
というコメントがあるのですが、「そんなことはない」と次々に反論されています。
しかし、スピリチュアルな視点で言えば ”常識” ともいえる論調です。
私も同様の記事(浮気は両成敗:ゲス不倫・同じエゴが引き合う)を書いたことがあります。
反論のなかには
相手の浮気、大きな借金、DVは片方しか悪くない
という意見もありました。
たしかに裁判で離婚する場合、民法770条1項各号が定める離婚原因を作った人が「有責配偶者」となります。
一般的な視点や法的な視点では、そういった判断が必要なケースもありますが、「自分を幸せにする」というスピリチュアルな視点では、少し違ってきます。
不都合な現実には理由がある
私たちの「心」は段階的に回復・成長します。
心がひどく傷ついた状態は、否認や怒り(=私は悪くないという自己防衛)が強い初期段階にあたるため、中立的な考え方が受け入れにくいのも自然な反応です。

旦那の浮気も借金もDVも私のせいじゃない
そう考えたくなる心情も、もちろん理解できますので、ご自分を責める必要はありません。
むしろ、怒りは抑圧せず、適切に(八つ当たりせず)自分で対処する必要があります。
本当の意味で「自分をいたわる」気持ちをお持ちいただき、落ち着いたら、これまでの人生を振り返ってみてはいかがでしょうか。
「自分を幸せにする」ためにも、離婚は双方に責任(そうなる理由)があるという考え方は、とても大切です。
これはあなた自身の評価(良い悪い)とは一切関係なく、不都合な現実にぶつかったときは、かならず理由があるという話。
夫婦関係が破たんした際、誰が悪いか犯人を特定して、安心すれば幸せになれるのでしょうか?
何か理不尽な出来事が起こったときは、その「体験」から学ばなければ、同じ体験を繰り返します。
ただし、本音や感情を抑圧すると自分を傷つけるため、人に八つ当たりするのではなく、「私は怒りを感じている」と自分の感情を認めてください。
「自分を不当に扱われた」という感情を、自分で十分受けとめてください。自分を犠牲にしたり、我慢してはいけませんが、人に怒りを向けるのはやめましょう。
できれば専門家に話を聞いてもらい、評価(誰が良いか悪いか)を脇に置いて、行動の動機(自分が結婚を決めた動機)を深く見つめ直してください。
なぜなら、行動の動機にエゴがあると、現実にもエゴが表れるからです。永続的な幸せをめざすには、ステップを踏んで、段階的に心を成長させる必要があります。
エゴの過剰反応
コメント欄を見ていると、「責任」という言葉に過剰反応なさっている方が目立ちます…。
自己愛(エゴ)が強い人ほど、「自分は悪くない」という被害者意識が強くなるため、「責任」に敏感です。
「責任」という言葉を聞くと、無意識にエゴが反応して、責められているように感じるのでしょう。
でも、「自分の人生」に対する責任を、自分が取らなければ誰が取るのでしょうか?
良いときだけ「自分のせい」で、都合の悪いことは「人のせい」でしょうか?
夫婦のどちらが良いか悪いかを決めるだけで、納得していいのでしょうか?
この考え方はとてもキケンです。人生の困難は「自分を幸せにする生き方」を学ぶチャンスと捉えることを、私はお勧めします。
幸せは自分でつくり出せる
人間は「幸せ」と「安心」のどちらを優先するかご存知ですか?
実のところ私たちは、「幸せになりたい!」という欲求よりも、「安心したい!」という欲求を優先します。
ですから、 無意識に自分を安心させるため、「自分は悪くない」という思考パターンにハマりがち。
日ごろ、自分の言動を客観視して、内省する時間を持っている人であれば、エゴにハマらず、実り多い人生になるでしょう。
反対に、自分の言動を反省することもなく、都合の悪いことを「人のせい」にして、責任転嫁して生きていると、不満の多い人生になるでしょう。
「実り」と「不満」どちらを増やしたいですか?
悲しいこと、苦しいこと、嫌なことを、今後の人生にどう役立てるかは、自分の責任で決めることができます。
人に振り回されているようで、実際には、自分の中に「種」があったりするものです。
エゴを外す統合ワーク
エラそうなことを言っている私ですが、イライラする人に出会って、「あぁ、私の中のイライラが現実になった」と気づかされることもあります…。
そんなときは、気づかせてくれた相手に感謝すると同時に、自分の中の原因にアクセスして統合です!
エゴを卒業する方法はいろいろありますが、ご参考までに、私の知っているやり方をご紹介します。
これだけで解決できるという期待は持たずに、無心無欲で行ってください♪
① スッキリさせたい「感情」に形や色を付ける(人の場合はそのままでOK)
② 自分から少し離れた場所に箱をイメージ
⇒ その中に①の感情や人を入れる
③ 箱にダイナマイトをしかけて爆破
⇒ 粉々になった金色の粒子をイメージ
④ 粒子に「元に戻れ」と指示
⇒ 自分の頭上に金色の大きな光をイメージ
⑤ ④のエネルギーを深呼吸で頭頂から引き入れ、なじむまで深呼吸
▼他にも統合ワークを紹介しています
イメージですから、神経質にならなくて大丈夫です。ワークは一度でいい場合もあれば、何度も行う場合もあります。
イヤな相手を爆破してもいいですが、自分の中の「エゴ」に気づいて浄化するほうが、早く解決するでしょう。
自分が自分の人生をつくっていると意識する。
誰かに振り回される人生をやめると決めてください。
決めたら、行動してください。
決断することから、すべては始まります。