子どもに謝りたいお父さん/お母さんへ

毒親・親子
自立コーチ<br>三島
自立コーチ
三島

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子どもに謝りたい親御さんは、素直に謝罪の言葉だけを伝えてください。

「自分は悪くない」というエゴ(自己防衛意識)があると、無意識に自己弁護してしまいます。

謝罪の言葉以外のことを言いたいのであれば、謝罪を止めましょう。お子さんに失礼です。

「許してもらいたい」という甘えも謝罪には不適切な感情です。

許すも許さないも相手が決めること。あなたは要求できる立場にありません。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

以前、相談者さんから「娘へのメールを見て欲しい」と頼まれたことがあります。

最初こそ謝罪の言葉が並んでいましたが、途中からは娘さんに理解を求める「自己弁護」になっていました。

これではメールを受け取った娘さんも、「お母さんが謝ってくれた」とは感じられないでしょう。

むしろ、怒りが込みあげて当然です。

謝罪のときは謝罪の言葉だけを伝えて、自分の言いたいことは別の機会に伝える。

そうしないと、本当の意味で謝罪にはなりません。

「理解して欲しい」などと、親が子供に甘えるのはもってのほか。

子供にしてみれば、親の甘えをなぜ自分が受け入れなければいけないのか、と怒りを感じます。

親が子供の甘えを満たすことが先です。

親が子供の感情を受け留めることが先です。

親の役割を果たして来なかったにもかかわらず、この期に及んで「理解して」などと甘えるのは、子供にとって精神的暴力でしかありません。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「大人の人格」に成長する努力をせず、精神的に未熟な「子供の人格」のまま、親になる人がとても多いです。

ご自分の未熟さ・ナルシシズムに気づいてください。

本気でお子さんに謝りたいのであれば、「誰をラクにするための謝罪」なのか、一度お考えになることをお勧めします。

自分がラクになるために、お子さんに謝っていませんか?

そんな言葉は届きません。

自立コーチ三島

 
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■毒親相談.com主宰 三島恵実
(うつ病・毒親サバイバー)
 
野村證券在籍中に20代でうつ病を発症。
 
自殺未遂を繰り返したのち、セラピーに通い、うつ病と毒親(父が発達障害・母が自己愛性人格障害)の問題を克服。
 
2014年「これでよかった。十分だ」という内なる声と共に、圧倒的な至福感が湧き上がる体験をする。
 
その際、「両親が成長と目覚めの協力者」という「人生のしくみ」に気づく。
 
現在、「意識の成長と目覚め」を目的として、苦しみを心の解放につなげる自立コーチングを提供中。
 
オールドソウル(輪廻転生を卒業するたましい)

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