カサンドラ症候群とアダルトチルドレンの共通点

大人の発達障害
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カサンドラ症候群とアダルトチルドレンの共通点

発達障害の夫を持つ方のお話を伺っていると、奥様自身も発達障害や自己愛性パーソナリティ障害、その他の精神疾患、アダルトチルドレンと同じ「共依存」の問題を抱えていると感じます。

つまり、夫との関係性よりも、妻本人の劣等感・欠乏感・孤独感の強さが、依存心・執着心・攻撃性に転じて問題が大きくなっているのではないでしょうか。

承認欲求が強く自己肯定感が低い方ほど、カサンドラ症候群に陥りやすい傾向があると私は思います。

モラハラする攻撃的なカサンドラ

2020.8.30 追記
カサンドラ症候群で相談する方の特徴
自分の本音や感情を抑圧している

自分に関心が無くなる

病的に頑固になる

感謝の念が無くなる

プライドが高く、傲慢になる

”毒親”予備軍になる

夫の問題は、あなたが自分の問題(エゴ・思い込み)に気づく「きっかけ」であり、あなたの悩みの原因ではありません。

私がこれまで出会った自称”カサンドラ”さんは、一見「素直で従順」そうですが、実際には病的に頑固で、自分の正しさを主張する攻撃性の強さが目立ちました。

つまり、カサンドラ妻とアスペルガー夫は”似た者夫婦”です。奥様自身も、ご自分で病気を創り出すくらい頑な(かたくな)に生きてきたのでしょう。

私のセラピーでも、素直に自己を省みることなく口答えをしたり、怒りの八つ当たりをするなど、毎回、カサンドラからモラハラされます。もちろん本人は無自覚(加害者意識なし)です。

ここまで読んで「私のことだ!」と気づいた人、つまり被害者意識から当事者意識に意識転換した人は、悩みを解決していけるでしょう。被害者意識が強い状態だと、自分で自分を苦しめます。

情緒的交流ができない苦しさと寂しさ

カサンドラ症候群のwikipediaによると

夫との情緒的交流がうまくいかない妻は、何が何だか理由はわからないけれど苦しい、周囲は苦しんでいることを理解してくれないという二重の苦しみの状態にある。

とあります。

①本人が問題の本質がわからない
②周囲が問題の存在さえ理解しない

この二つが主な問題のようです。wikiによると、親子でもカサンドラ状態になるらしいので、もしかすると私もカサンドラに近い状況だったかもしれません。

実は、私の父は癇癪がひどいADHD、母が自己愛性人格障害です。二人とも暴力的で情緒的交流ができず、虐待を受けて育ちました。(元アダルトチルドレンです)

以前、恋人に虐待の話をしたものの、彼は早くに母親を亡くしていたので、「お母さんが生きているだけでうらやましい」と言われて、ガッカリした経験があります。(この時は理解できなかった彼も、母と直接会ってからは、母の言動のおかしさに怒ってました)

私の両親は共感能力と反省能力が欠落しているため、「人の気持ちが分からない」という自覚がありません。両親の口から「ごめんなさい」と「ありがとう」を聞いた事がないです。

ちなみに共感能力に関しては、隠れASDと思われる方のご相談を受けて、共感能力が乏しい人は自分から情報発信していないと気づいたことがあります。

普段はお話を伺っていると、その方の「滞り」「詰まり」が伝わってきますが、隠れASDと思われる方は、自己防衛意識(エゴ)のガードが強すぎて、こちらのエネルギーが跳ね返されます。

表面的に言葉の処理だけをしていて、「感情の動き」は感じません。そういった方の対応をした後は決まって、違和感、独特の疲労感、のれんに腕押しのストレスが残りました。

おそらく、共感能力の乏しさから、他者とエネルギー交換ができないのでしょう。私のように不定期で接するならまだしも、日常的に接する夫婦や親子間で、相手と「エネルギーや感情」を共有できないストレスは大きいです。

攻撃的なASDだけでなく、受動的なASDも同じように消耗するため、相互交流できない苦労は相当なもの。カサンドラが「共感」を求める気持ちも理解できます。

個人的体感では、自己愛性人格障害も自分から発信しないため「心の交流」ができませんが、ASDはまた違った「閉ざし方」でしょうか。(表現が難しいです)

孤独を恐れて共依存になる

カサンドラ症候群で苦しむ方には不本意かもしれませんが、人間は「似た者同士」でしか一緒にいられないため、夫婦のどちらかに問題があれば、もう片方にも問題があるものです。

私の両親や相談者さんを見ていると、発達障害者と結婚する側にも「心理的問題」や「共感能力の問題」を感じずにはいられません。

スピリチュアル的観点で言うと、学ぶべきことを学ぶために、必要として似た者同士のパートナーと縁を作っているので、二人の共通課題を学び終えるまでは縁が続きます。

私が相談を受けた限りでは、アスペルガー夫もカサンドラ妻も、親が適切に承認欲求を満たさなかったアダルトチルドレンが多く、愛情飢餓の連鎖を感じました。

無意識の必要性で惹かれ合い、孤独から逃れるために共依存関係を築ため、発達障害と愛着障害は切り離せない問題です。

親子問題をそのまま夫婦問題に引き継ぎ、さらに自分の子供にも同じ問題を引き継がせているのではないでしょうか?

もう一つ疑問に思うのは、カサンドラ症候群の方に必要なのは「他者の共感」よりも、「自己受容」と「問題解決能力」ではないかということ。

溜まった感情を吐き出して心を整理しつつ、主体的に自分の人生を立て直す「成長・自立」をしなければ、これからも他人に振り回され続けます。

共感や同調がほしいですか?
それとも
自分の問題を解決したいですか?

私の経験上、外側(他人)を変えようと執着するほど、自分を苦しめます。ですから、外側(他人)に執着するのではなく、自分の内側に「どうしたいのか」と繰り返し自問することがとても重要です。

他人の承認を求めて不満を増やす(依存を続けたい)のか、自分の力を使って人生を良くする(自立したい)のか、本音と向き合って答えを出してください。

自分を理解すると人からも理解される

相談者の中には、幼児のように「誰も理解してくれない!」と怒りをぶちまける方も少なくありません。(このような方は相談を中止します)

ご本人の「依存心」の強さが「不満」の強さに比例していると私は思います。これは「親が毒親なんです!」と訴えるアダルトチルドレンに共通する依存心です。

特に、幼児的愛情欲求(受け身の願望)が強い「くれない族」は、自分の期待を満たしてくれない相手を攻撃して、みずから「孤立」を招いているのではないでしょうか。

また、「自分と他人の境界線」が確立しておらず、0か100かで考える「白黒思考」も多いです。エゴ(認知のゆがみ)を克服しないと、苦痛から解放されないでしょう。

私も似たような状況から自立した体験があるため、応援の意味で申し上げますが、周囲に理解者がいないということは、自分も他者を理解できていないと考えられます。

実際、アスペルガー夫と同様に、「自分は理解されて当然だけど、私が周囲を理解する必要はない」と考えるカサンドラ妻もいますので、妻側も共感能力に問題がある可能性は否定できません。

少なくとも私が相談を伺った限りでは、結婚生活から苦しみが始まったわけではなく、これまでの人間関係や親子関係で、何らかの問題を抱えていると感じました。

皆さんに共通していますが、自分にも他人にも無関心に生きてきた結果、問題が表面化することで、ようやく自分や他人に関心が出てきている状態です。

周囲に「依存」して攻撃している方は、なぜ理解が得られないのかを冷静に自己分析するほうが、早く解決するのではないでしょうか。(ご本人に成長意欲があればの話ですが)

もし、現状を少しでも改善したいのであれば、他人に理解を求める前に「自分」を深く理解することをお勧めします。なぜ彼を必要としたのかを思い出してください。答えはそこにあります。

極端な例ですが、妻の共感能力に問題があったケースでは、「働きたくないからASDの夫と仲良くしたい。離婚したくない」と仰った方がおり、ご本人の潜在意識からも「解決されると困る」と私に訴えてきたことがありました。

このように、ご本人も視野が狭くなり、「悩みの原因」が分からなくなっている状態が、カサンドラ症候群なのだと思います。

理性的に現実を直視して学ばないと前に進めません。残酷ですが、「夫に愛されていない自分」「夫を愛していない自分」を認めて、自分と仲直りしましょう。

問題の本質を理解して自立する

カサンドラ問題の本質は、一番の理解者であるべき「自分」を自己否定して「他者」に理解を求めていることではないでしょうか。事実、ご自分のことが嫌いではありませんか?

自分イジメが大好きな人は、外側から欠乏感を埋めようとします。でも、自分が嫌いな人を誰が好きになるのでしょうか? 自分を愛せない人が、どうやって他者を愛するのでしょうか?

自分が解決すべき「自分の問題」と他者が解決すべき「他者の問題」は、切り離して考えたほうがスムーズです。

私の場合は、情緒的交流ができない両親が反面教師になってくれたお陰で、私が自立できたと解釈しています。親子も夫婦も「鏡の関係」ですので、自分が成長しなければ解決しません。

以前、私は6年間うつ病を患いましたが、両親から「自分たちには関係ない」と見捨てられて親を恨みました。でも、その悔しさや怒りを自立に役立てることができたので、今では両親に感謝しています。

日本で初めて心療内科を創設された池見教授は、『病気は感謝の原理を知る機会』と仰ったそうです。私も病気を通して感謝の原理を学び、何事も「学びの機会」にできると分かりました。

怒りや悲しみを「自立の原動力」にして、自分のために自立(エゴ・思い込みに気づいて自分を愛する生き方)をなさいませんか?

自分を粗末に扱うのはやめて、本当の意味で「自分を大切に」生きましょう。「心理的成長」こそ、本物の「癒し」「心の治癒力」です。うつ病を克服した私が証明します!

離婚も「自分を大切にする方法」だと思いますが、なぜそのような相手と縁を作ったのかを深く考えて、自分の中で「答え」を見つけないと、同じ問題を繰り返すでしょう。

なお、カサンドラやアダルトチルドレンが自立するには、被害者意識から当事者意識への「意識転換」が必要です。自分のズルさ・汚さ・攻撃性を認める覚悟をしてください。

あなたにも親や夫と同じエゴ(マイナスの思い込み)があり、そのことに気づくためにお互い出会っています。自分以外の人は、自分のたましいを成長させてくれる「協力者」です。

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