以下は私の師匠からお聞きしたことです。いろいろなお作法があると思いますので、参考程度にお読みください。
お賽銭のお作法
神社やお寺でお賽銭をお供えする際、いくらにすればいいか迷ったことはありませんか?
師匠に依りますと・・・
神社は白色の硬貨(1円、100円、500円)
お寺は茶色の硬貨(5円、10円)
だそうです。
枚数は「年齢」と同じ数を用意しましょう。例えば40歳の人は40枚です。
次に、硬貨を1枚ずつフリップして(親指に乗せて弾くコイントスみたいな感じで)浄化します。
この浄化がけっこう面倒なので、日頃から小銭を貯めて浄化しておきましょう。
参拝前に両替して小銭を準備するのは最後の手段だそうです。
私はお財布の小銭が増えたら、100均の小さな袋によけています。場所によっては複数のお賽銭箱がありますので、けっこうな枚数が必要なんですよ。
ちなみに、お賽銭の額で何かが変わることもありませんから、見栄を張らなくて大丈夫ですよ~。
※コイントスがどうして浄化になるのか不明だったのですが、「胴上げ」の起源と同じ考えかもしれません。民俗学の観点では、空中に物を投げる⇒悪い物を取り払うという意味だそうです。
参拝のお作法
※スピリチュアルカウンセラーの並木良和さんによりますと、本来の参拝方法「三礼三拍手」で神様とつながれるそうです。
三礼三拍手をして、心の中で以下の文言を言います。
1.住所
2.氏名
3.いつも見守ってくださり、ありがとうございます。今〇〇〇を頑張っています。自分で出来ることは自分でやります。心にお力をお貸しください。
最後に一礼。
* * * * *
3の文言に決まりはありません。「自分の人生は自分で築きます。お導きください」という信念を示しましょう。
一番大事なことは、日頃の「心のあり方」です。神様にお願いごとをする人がいますが、参拝したからといって何かが変わる事もありません。
そもそも、期待や要求する意識はエゴ(歪んだ自己愛・思い込み)そのもの。自分が得することばかり考えてはいけません。
神様には「誓い」と「お礼」だけを伝えましょう。もし、ご利益が欲しいのであれば、先に神様のお望みを叶えて差し上げるのが筋というもの。
では、神様は我々に何を望んでいらっしゃるのでしょうか?
それは・・・
自立(エゴの統合による自己成長)です。
人々が自立(エゴを統合)して、たましいが持つ可能性と能力を発揮することを望んでおられます。
※これは宗教ではなくスピリチュアル的見解です
外部的生きる目的(仕事や結婚)は人それぞれ違いますが、内なる生きる目的(エゴの統合)は人類共通の課題。
傲慢な心を自省し、思いやりと感謝の心で生きることで、外部的生きる目的(仕事や結婚)を他人に依存せず安全に達成することができます。
自分の至らない点を指摘してくれる人を「神様」と思って大切にしましょう。
おみくじ:吉凶は関係なし
占い感覚で「おみくじ」を引く人は、少しもったいないことをしています。「おみくじ」は、吉凶よりも『神の御言葉』が重要だからです。
大吉でも注意を促す内容もあるため、吉凶は関係ありません。凶だろうと、大吉だろうと、一喜一憂しないこと。
大事なのは『神の御言葉』を自分のものにすることです。ですから占い感覚ではなく、「今の自分へのメッセージ」という謙虚な気持ちが大切。
さらに「おみくじ」は持ち帰りOKですから、御言葉を何度も紙に書き出したり、良く見えるところに貼るのも良いでしょう。
お守りとして携帯するのも良いかもしれませんが、やはり御言葉をしっかりと理解しておく必要があります。
せっかくいただいた御言葉ですから、大事にして、自分のものにしてしまいましょう!その時かぎりにしてしまうのは、もったいないですよ~。
自分の使い方しだいで、神のエネルギーを最大限いただけるのですから。
神社庁リンク「おみくじ」 にも説明がありますので、ご興味のある方はご覧くださいね。