”毒親”の復讐方法と克服方法

毒親・親子

自己愛性人格障害の母親:特徴と対処法から一部抜粋

幸せになる努力(親離れ)をする

子供が親に愛されたいと願うのは、自然な欲求ですから否定はしません。でも、親の問題は親にしか解決できないので、あなたは自分の問題(エゴの統合)に取り組んでください。

親に攻撃されて育った方は、エゴ(自己防衛意識・マイナスの思い込み)が強くなってしまい、気づかぬうちに親と同じ問題を抱えています。

私もセラピーでエゴに気づかせてもらい、「認知のゆがみ」を何度も修正してきました。ちなみに、私の相談者さんに多いエゴは「私は親とは違う」「私は悪くない」です。

親を”毒親”呼ばわりする方ほど攻撃的で素直に内省できません。でも、あなたがエゴを克服して「自分の人生」を生きることが、”毒親”への復讐になるのです。

「親に認めてほしい気持ち」「愛されなかった事実を認めたくない気持ち」も分かりますが、親から離れて親を自由にしてください。

人を変えてはいけません。人が変わることを期待しても怒りが増すだけです。現実と向き合って、子供の人格から大人の人格に成長してください。

自立して「自分の人生」を歩む時期です。親に問題があるとしても、あなたが自立できない理由にはなりません。

自分で自分の人生を決定する力のある大人が、幸せになる努力(=親離れ)をしないのはなぜでしょうか?

あなたにも親と同じエゴがあるから似た者同士で反発し、お互いに成長できていないのではありませんか?

中途半端に親を恨む人ほど、親に対する「幼児的期待」を捨てきれないようです。その気持ちは分かりますが、もう大人ですから、自分で自分を幸せにしましょう。

私は親を反面教師にして自分を成長させてきました。「子供の立場」に執着して自分を成長させようとせず、親にしがみつく方ほど人生を台無しにしています。

専門家の手を借りて、憎しみや悲しみを吐き出しつつ自立したほうが、納得のいく人生を歩めるのではないでしょうか。親を手放せないのは、親の問題ではなく自分の問題です。

私の場合は、親に期待することで親を変えようとしていると気づき、親を自分の思い通りにしようとすると「怒り」を感じることが分かって、葛藤から解放されました。

時間をかけて自分のエゴ(思い込み・期待・依存・執着)と向き合い続けた結果、人は変えられないというシンプルな事実に、ようやく気づいたのです。

親に向けている意識を自分の「内面」に向けて、人に対する無意識の期待や要求に気づくことができれば、葛藤が統合されて心の傷も癒えます。

親に何を期待しているか自問して、できれば紙に書き出してください。大人になった今も、その期待が満たされないと、あなたは幸せになれないのでしょうか?

どんな自分になりたいか、どんな人生を送りたいか、そうなるために足りない事や出来ていない事を書き出してください。自分の人生を構築することに意識を向けてください。

なお、親と同居の方は別居をお勧めしますが、別居だけで終わらせず、自分のエゴに対処して『本質的解決』をめざしましょう。

問題解決の特効薬はない

親子問題を解決する方法は、自立(エゴを克服)するしかありません。特効薬を求めるのは、あきらめてください。親と物理的・精神的に離れることが先決です。

焦らずじっくり問題に向き合いましょう。一旦は親と決別しなければなりませんが、あなたが成長すれば、時間経過と共に関係が変化する可能性もあります。(期待は禁物)

「家を出て今は旦那と幸せに暮らしています」という方もいらっしゃるようですが、自分のエゴに対処していなければ、親と同じ問題を繰り返すので注意が必要です。

人間は正直ですから、都合の悪いことを「無意識」に追放しても、現実の人間関係に表れてしまいます。

なお、自立する前に「親子関係の改善」を期待する甘えん坊さんは、その期待がエゴだと気づいてください。

まずは親との接触を避け、自分の中の「エゴ」を直視して自己受容してください。「嫌いな自分」を認めることでしか自分を愛せないのです。

無理に親を許す必要はない

間違って欲しくないのは、無理に親を許す必要はないということ。許したくなったら許せばいいと思いますし、心が成長すれば、自然とこだわりも無くなります。

一度に全部ではなく「部分的に許す」など、自分が納得する形で、納得できる時に許したら良いのではないでしょうか。

ただ、親を許せない(親に執着する、親にこだわる)間は自分も苦しむので、もっと冷静で、もっと大きな人間に成長してラクに生きることを私はお勧めしています。

大きな人間に成長するためにはエゴに気づくこと。

心が成長すると、心の傷も癒えます。

人によって「学び」が違うため、一概には言えませんが、自分を成長させると「親を許す・許さない」という問題は、どうでもよくなるでしょう。

親は変えられません。自分の執着をあきらめて、幸せな人生を送りましょう!

自立コーチ三島

 
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■毒親相談.com主宰 三島恵実
(うつ病・毒親サバイバー)
 
野村證券在籍中に20代でうつ病を発症。
 
自殺未遂を繰り返したのち、セラピーに通い、うつ病と毒親(父が発達障害・母が自己愛性人格障害)の問題を克服。
 
2014年「これでよかった。十分だ」という内なる声と共に、圧倒的な至福感が湧き上がる体験をする。
 
その際、「両親が成長と目覚めの協力者」という「人生のしくみ」に気づく。
 
現在、「意識の成長と目覚め」を目的として、苦しみを心の解放につなげる自立コーチングを提供中。
 
オールドソウル(輪廻転生を卒業するたましい)

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