純粋な「愛」だけで成立しているカップルを私は知りません。
皆さん、自分で自分を愛する「自立」を体験していないため、エゴで成立している関係を”愛”と合理化して、ニセの安心感で満足しています。
人間にとって一番の欲求は「幸せ」ではなく「安心」。
つまり、自立するまでは、幸せになるためではなく安心するために行動しているのです。ニセの安心感に惑わされていることに気づいてください。
実存的空白(生きる目的が不明確)の中で欲望が肥大化するから暴走する。行動はその背後にある動機(エゴの思考パターン)を強化し、行動の選択はその背後にある世界観を正当化する。
ジョージ・ウェインバーグ
ジョージ・ウェインバーグ
”結婚・出産が女の幸せ”という固定観念(エゴ)で自己防衛している人もいますが、夫や子供があなたを幸せにしてくれることはありません。
私たちは、自分の中の「エゴ」に気づいて自立することで、初めて他者と「愛」を分かち合うことができるのです。
自立するまでは、自分から愛を差し出すことなく、相手に”愛”を要求している状態。
結婚する動機に「愛されたい」というエゴがある場合、その結婚は必ず破たんします。
要は「行動の動機」が肝心で、たとえ善行でも動機にエゴがあれば、結果は善になりません。
自分で自分をだましていませんか?
私は 恋人ができれば 幸せになれる
私は 仕事を頑張れば 幸せな結婚ができる
私は 結婚すれば 幸せになれる
私は 子供ができれば 幸せになれる
私は 仕事を頑張れば 幸せな結婚ができる
私は 結婚すれば 幸せになれる
私は 子供ができれば 幸せになれる
自分を裏切っていることに気づくと、本当に望む人生を体験できるのですが、残念なことに、死ぬ前に後悔する人が多いですね…。
【真の幸せ】とは、自分を裏切らないこと。
本音や葛藤に向き合わず、自分に嘘をついていると最後の最後に後悔します。
あなたを取り巻く”環境”がどんなに整っても、エゴ/不安に自分を支配させ続けるかぎり、欲求不満のまま。
夫と子供がいても内面が満たされず、欠乏感を訴えている人は少なくありません。自ら「エゴ」に気づかない限り「心の平安」は訪れないのです。