幸せになる(=離婚する)努力をしない人

夫婦・恋愛
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これまで離婚相談を受けた際、何時間もねばって「決断」から逃げる方が何人もいました。共通するのは、不安と依存が強く、頑固で不満が多いこと。

ぐちぐちと不満を言うわりには、幸せになる努力(離婚する努力)はしません。私の言葉にいちいち反論したり、言い訳をしたがる攻撃的な方も多くいました…。

なかには、「子供の頃から言い訳が多いと言われて育ったんです!」と、平気で言ってのける方がいたので、さすがに私も「分かってるなら謙虚になりなさい!」とツッコミたくなったり。

(アドバイスを一切受け入れようとしないのに、なぜお金と時間をかけて相談してくるのか…ナゾです。現実に入り込みすぎて「自分を客観視できない」ことがすべての原因)

今すぐ離婚を決意する必要はありませんが、「いま向き合うべき課題」を理解しようと努力しないのは問題です。

悩みを解決するということは、すなわち「今の自分」を深く理解するということ。「等身大の自分」を受容できれば解決したも同然ですが、ナルシスト傾向が強い方や発達障害がある方はかなり難題です。

現実に直面しようとせず、”スピリチュアル”や他のカウンセリング、ヒーリング等々に逃げる方もいます。依存に気づくとラクになれるのですが。

スピリチュアル適齢期:結婚・夫婦の学びに書いていますが、昔の適齢期や他人の価値観に振り回されて結婚する人もかなり多いと思います。

でも私は、20~30代に必ず訪れる転換期で自分の課題に対処してから、結婚相手と出会うことをお勧めしています。転換期に成長しないまま結婚すると、問題が深刻化するからです。

夏休みの宿題と同じで、遊ぶ前に宿題を片づけるか、遊んでから片づけるか。自由選択ではありますが、自由には責任が伴います。自分が未熟なうちに出会う人は相手も未熟だと覚悟してください。

私の経験上、40代の方は、転換期に自分の問題を見て見ぬ振りしたことが原因で、問題が悪化しているケースが目立ちます。自分で蒔いた種を適切な時期に刈り取っておらず、手遅れ状態。

年齢が上がるにつれ、生き方のクセを見直して【本来の自分】に戻ることへの恐れ(エゴ)が強くなるため、早期解決を私はお勧めします。

ところが、自力で生きる覚悟がない依存的な方ほど、堂々巡りをしては今の生活にしがみつき、のらりくらりと問題の核心を避けるので、いつまでたっても解決しません。

それでいて「こんな私をどうにかして!」と丸投げされますが、依存的な人は本当に困らないと自分を変えようと思わないので、ご本人が葛藤して自分で答えを出すしかありません。

共依存夫婦はお互いに成長を放棄して生きていますから、ズルズルと仮面夫婦を続けて添い遂げる(?)ケースがほとんどだと思います。

子供の頃から「自分の問題」を避けて生きてきたということです。避けられない問題を無理に避けようとするからモヤモヤが募り、葛藤で苦しみます。

内面のモヤモヤを外界(現実)に投影するので、何をやっても満足できません。そりゃそうですよ。「自分に嘘をついて」生きているのですから。

しかも執着心が強く、人間関係でストレスを感じやすくなります。すべて自分で招いていることですが、「自分は悪くない」というエゴが強いと「否認」を繰り返すばかり。

現実と向き合えない以上、ご本人が納得するまで苦しむ体験を続けるしかないです。「自分を変えずに不満を解消したい」というワガママを叶える術(すべ)を私は知りません。

「ラクして生きる」と「ラクに生きる」は決定的に違いますからね。「離婚したら低賃金でしか雇ってもらえないから嫌だ」と思う方は、生活費をくれる旦那さんに感謝しながら生きることですよ。

自分の生活費すら稼げない人が、「自立もイヤ、旦那もイヤ」って、何をワガママ言っているのでしょうか。自立すべき時期に自立しなかった自分を反省しましょう。

生きる目的が不明確な中で、欲望が肥大化するから暴走する。行動はその裏にある動機(エゴ)を強化し、行動の選択はその裏にある世界観を正当化する。
ジョージ・ウェインバーグ(一部編集)

誰でもそうですが、余裕があるうちは自分を変えられません。人間とはそのくらい傲慢なもの。余裕が無くなるまで苦しむ体験を自分で選んでいます。

「人生の責任は引き受けないけど幸せになりたい」という思考は単なるワガママ。「幸せになる努力をしない言い訳」を止めたら、誰でも今すぐ幸せになれます!

『子供が離婚を嫌がるんです』と、離婚しない言い訳に子供を利用するのも止めましょう。お子さんが離婚を恐れるのは、母親が離婚を恐れているから。

関係が破たんした両親を見続けることで、すでに子供は傷ついています。お子さんが「家族一緒がいい」と言うのは、「家族を修復したい思い」と「見捨てられ不安」が理由です。

子供にこの言葉を言わせた時点で母親失格であるにもかかわらず、今さら良い母親のフリをして「子供が嫌がるから~」とか言っちゃって。今の生活に「執着する心」が、あなたの悩みの原因です。

それだけ”居場所”を失うことが不安なのでしょうけど、親が現実に対処しなければ、子供は現実を受け入れられません。こんな不幸なことはありませんよ。

「形だけ家族」を続けることで、子供も親もエゴ(恐れ/依存執着)が悪化し続けるので、離婚を先延ばしするのは、誰にとっても良い結果にはならないでしょう。

しかも、母親がこれだけ子供に甘えているということは、子供に対して恨みを抱くようになります。(「この子さえいなければ」という恨みの気持ちを隠している方もいます)

子供を理由に離婚しない人は「世間体」を恐れています。「世間体」を気にして焦って結婚した結果、世間体を気にして離婚もできない状態。行動の動機にエゴがあると、結果にもエゴが表れるのです。

見栄っぱりなナルシストさんは、幸せを求めながら自分で幸せになる努力をしません。常に誰かが自分を満足させてくれると思い込み、思い通りにならない現実に不満を抱きます。

こういった生き方では幸せになれないでしょう。あなたを満足させられるのは「あなた」だけですから。他人に求める意識がエゴです。

夫(妻)や子供に依存して”つまらない人生”を送っていると、別のところで欲求不満を解消しようとします。要は、エゴに気づかず自力で生きて来なかったことが最大の問題。

厳しい言い方になりますが、自分の居場所を作るために他人を利用して生きてきたに過ぎません。あなたにとって夫(妻)や子供は、自分の劣等感や孤独感を満たす道具だったということです。

でも、この「利己的な自分」を素直に受け入れられたら未来は開かれます。ここが運命の分かれ道…「ありのまま」を拒絶しているのがナルシスト。自分で苦しみを長引かせています。

自分と向き合わなければ他人とも向き合えません。お子さんとも向き合って来なかったので、離婚すると親子関係が悪化する可能性はあります。

でも、あなたが成長して大人になることで、お子さんと良好な関係を築くこともできるのです。あなたが自分との信頼関係を回復すると、現実の人間関係にもそれが反映されます。

つまり、あなたが「都合の悪い自分」を否定し続けるかぎり、夫(妻)・子供・実親と良い関係は築けません。自分を受容しなければ他人を受け容れられないのです。

あなたがやるべきことは、他人をコントロールしようとする「支配欲求」に気づくこと。不機嫌な感情を使って、他人を思い通りにしようとしないでください。

依存心の強い人によくある間違いですが、他人はあなたの問題を解決してくれません。問題解決する意思のない人が、ヒーリングやセラピーを利用しても効果は上がらないでしょう。

「決断」することが「心理的成長」です。痛みを請け負って決断しないかぎり、人生は良くなりません。成長を先延ばしした結果が「今」だと自覚してください。

人が成長する時は痛みが伴います。葛藤なくして成長なし。成長なくして自由なし。痛みを避けて問題回避するのは、「幸せ」も回避していると気づきましょう。

こうして、誰もが「本当の自分」で生きたいと願いながら、実際には「本当の自分」を恐れて生きています。

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