共依存母の呪縛:優等生タイプの子育て注意点

親子
この記事は約4分で読めます。

良い子タイプの思い込みエゴ

「良い子/優等生タイプ」に多いですが、「うちはフツウの家庭で特に問題なんてないと思います」「虐待はなかったです」と仰る方は、隠された問題に気づいていないだけということが往々にしてあります。(もちろん、問題に気付いている方もいます)

率直に親に訴えられない閉塞的な母娘関係がその原因と私は考えています。問題に気づけなくなるほど、「感情を押し殺して生きてきた」あるいは「見て見ぬ振りしてきた」のでしょう。

しかし、抑圧したエゴ(感情)が消えてなくなることはなく、無意識から今の人生に影響を与え続けています。現実は「無意識を映す鏡」であり、現実を変えたいのなら”鏡の中”ではなく自分を変える必要があります。

エゴとは不安に起因した思い込み・認知のゆがみ・感情反応(欠乏感・劣等感・甘え・怒り・葛藤…)で、誰にでもある無意識の防衛反応です。エゴを形成する要因の中でも、「親子関係」が最も人生に影響していると私は感じます。

なお「私は大丈夫」と思い込んでいる方にも気づいていただきたいため、「自分を不当に扱われた体験」を「虐待」と私は表現しています。ご本人は「そんなことくらいで」と軽く考えていることでも、当時子供だったあなたには心の傷になっているものなのです。

問題を問題と言えない・自分の疑問を親に聴いてもらえない・・・このような家庭環境は、親が子供を支配する虐待が行われていると言えるのではないでしょうか。

閉塞的な環境では、子供は自由に自分の意見を語ることも許されず、のびのびと生きることを禁じられます

無意識の葛藤が子育てに反映される

閉塞的な子供時代を送ってエゴ(不安/葛藤/怒り)を抱えたまま大人になると、今度は自分が子供を虐待する番です。「親には感謝しています。親が私にやってくれたことを子供にもしてあげたい。子供をのびのび育てたい」と疑うことなく仰います。

しかし、その言葉とは裏腹に「のびのびと育ちたかった!」「母の呪縛で身動きが取れない」という親への怒りエネルギーがひしひしと伝わってきます。

特に良い子タイプの方は、共依存のせいか親から支配されてきた認識が薄いです。 しかも「親にこうして欲しかった」という願望を、子育ての理想として掲げます。

そのため、自分が子供の人生を「支配」していること、子供が望むものではなく親が望むものを与えていることに気づきがありません。子供の人生を自分の幼少期と重ねることで、我が子を利用して自分のエゴを満たそうとします。

結局、体験していないことは子供に与えられません。「条件付きの愛情」を与えられて育った人が母親になっても、条件付きの愛情しか与えられません…。『子育ては遺伝する』とはこのことで、ない袖は振れないのです。

ただし、創意工夫の努力しだいでは、たとえ自分が体験しなかったことでも子供に与えられるようになります。そ

れができる人の条件は、自立(エゴに気づいて健全な自己愛を育む生き方)をしていること。苦労はしますが、自己解決力が育っていますので、我が子が必要としている愛情を与えることができます。

子供が心を安定させて育つには、まず親の心が安定している必要があります。エゴ(欠乏感・劣等感・不安など)に気づきが無いようでは、あなた自身が未だ子供のままで親から自立できていないと言えます。『共依存』は世代間連鎖しますので注意が必要です。

自分をエゴに支配させていることが、人生を困難にする原因で、親が与えなかった「無条件の愛」を、無意識に人・物・行動・見えるもの全てに求めては、依存/執着を繰り返し、欲求不満を悪化させます。子供や夫と共依存になる方が多いのが現実。

ですから、結婚前にエゴを点検するのは、結婚相手にとっても将来のお子さんにとっても、家族全員が幸せになる必須条件です。心の寂しさ/愛情欲求が無意識にある限り、人は「幸せ」よりも「安心したい」というエゴの欲求を優先します。

つまり、あらゆる人間関係・結婚・出産も、本心ではなく無意識にエゴに従って意思決定することになり、結果にもエゴが表れてしまいます。行動の動機に「エゴ」が隠されていないかがポイント。「愛」か「逃げ/保身」かを冷静に見極めましょう。

「無条件の愛」は惜しみなく与える意識ですが、「エゴ」は奪う意識で「やるか やられるか」の白黒二分思考のため、無意識に「攻撃や防御」としてコミュニケーションに表れ、自分や他人を苦しめます。

タイトルとURLをコピーしました